スーパーオートバックス東雲でシャシダイ馬力チェックをしてきました。あらかじめ問い合わせたところ、4WDの場合は前後に牽引フックが必要とのことだったので、
純正の牽引フックをディーラーで取り寄せてもらってから、足を運びました。この牽引フックは正式にはトーイングヒンジと呼ぶそうです。
牽引フックが必要だと知ったとき、アマゾンや楽天市場、それにヤフーショッピングなどでささっと購入して行こうと考えたのですが、E53に適合する牽引フックはどれもこれも鉄板をプレスで型抜きしただけのようなものしか見つかりませんでした。
そしてそのどれもがカラーバリエーション豊富、まさに色で勝負という感じで、どちらかといえばお洒落でフロントに付ける牽引フックのようです。軽く2トンを超えるE53では危うそうに感じました。
「何ごとも、迷ったときは純正で」
車を購入後いつもこの方針でやっているので、牽引フックも純正にすることに。時間はかかりましたが無事に取り寄せ、いざスーパーオートバックスへ!
ちなみに、シャシダイのパワーチェックは他のオートバックスでも扱っていますが、ボッシュの一番良いシャシダイは東雲にしかないとのことだったので、東雲にしました。
店舗に到着後、スポーツカウンターで
「シャシダイナモ パワーチェック作業伝票」に必要事項を記入します。これはわかる範囲で記入すればOKとのこと。
まず、私はE53のエンジン形式を知らなかったので書くことができませんでした。
計測終了して帰宅後、型落ちモデルのカタログも掲載されてある便利なGoo-netカタログでチェックすると、2006年式E53のエンジン形式は「30 6S」でした。30は3リッター、6Sはストレートシックスという感じなのでしょうか。
BMW通の方がよく使っている「M54エンジン」だとか「M52エンジン」という呼称は、一般的な分類ではないようでした。
次にナンバー。実はひらがなの部分を覚えていなかったことが発覚。4桁の数字だけ書きました。意外と覚えてないものなんですね…。
さらに、回転数と最高速度はどれくらいまで出してOKかという項目もとっさにわかりませんでした。いわゆるリミッターです。ただ、これはディーラーの方が以前、E53のX5は210km/hでリミッターがかかると言っていたことを思い出し、最高速の項目のみ210km/hとしました。
そしてもちろん、馬力測定結果のホームページ記載は「いいえ」で!
スーパーオートバックス東雲の「シャシダイグランプリ」を見ると、このパワーチェックはチューニングカーの戦場です。私のように「こないだ10万kmを超えたばかりと思った走行距離も、
もう11万kmが見えてきたなー。調子は良いけど、ひとつの区切りとして数字で色々確認しておきたい!」というロートルはちょっと場違い感が拭えません。
シャシダイグランプリで名前を出している車両をオリンピックや世界選手権の選手とするなら、こっちは健康診断をおろそかにしている非組織人が40代になって思い出したように人間ドックに駆け込み、ウォーキングを始める感じです、はい。
さて、受付で記入用紙を提出し、料金を支払った後、駐車場からピットへ車を移動します。
ピット手前からオートバックスの方にバトンタッチして、
シャシーダイナモへ。シャシダイでは皆さんよく写真を撮るようで、私もお言葉に甘え、その都度撮影させていただきました。
タイヤは
前後輪ともに
しっかり配置され、
牽引フックでフロントとリア両方が固定されます。
リアは
この部分を開いて
両サイドからがっちり固定されます。
エンジンルーム内も
色々と
配線作業がおこなわれていましたが、
あいにく私は詳しくないので、
詳しい方は全体像からご判断ください。
そしてフロントでは
冷却用の扇風機が二台スタンバイし、
リアもタイヤ溝に潜んでいる飛び石対策の
防護シートが設置され、いざ計測!
計測開始時は上記の防護シート撮影時よりも離れ、非常に安全な距離を保ってはいたのですが、計測中は後輪が物凄く近く感じます。
凄まじい回転音が響き渡り、「もっと離れておけばよかった!」と後悔しました。といって、動画を撮っていたので動くわけにもいかず、「事故だけは起きませんように…」とデジカメを構えていました。
改めてやっていることを目の当たりにすると、ちょっとした不手際が事故に直結する行為だなと痛感します。オートバックスのように実績も経験値もあるところに頼まないと、危ういと感じました。
さて、そして無事に計測が終了し、結果のレポートをいただきました。
まず、E53のカタログスペックは、
最高出力:231ps/5900rpm
最大トルク:30.6kg・m/3500rpm
です。
そして、走行距離がもうすぐ11万kmに迫る私のE53は、
このようになりました!
最高出力:234ps/5800rpm
最大トルク:32.0kg・m/4600rpm
ほぼカタログ通り!
ちなみにこのレポートの読み方が少し変わってまして、上部にある「達成出力」の項目は無視してくださいとのことでした。この項目にはDレンジからNに入れた直後の数値が出てしまっているようなので、下部にある回転数ごとのトルクや出力データ一覧のほうが正解とのことです。
そして記念として、馬力が刻印された
キーホルダーもいただきました!
一人で運転するときはついついレッドゾーンまで回す習慣が付いていた私は、以上の結果に少しほっとしました。
ステップトロニックでローギアに入れておき、そのまま加速していくと6000rpmを少し超えたあたりで自動的にステップトロニックがセカンドに上げてくれます。高速道路のパーキングやサービスエリアを出て本線に合流するとき、ほぼ毎回やってました。理由はただ気持ち良いからです。
「普段から回してないと、回らなくなっちゃいますよ」とディーラーの方から言われたことがありますが、といって回しすぎても悪いに決まっています。
私の場合はさてどちらなのかと気にはなっていました。レポートだけで判断するなら、そう悪くはなかったのかなと都合良く解釈しておきます。
ということで、過走行も過走行な私のE53は、まだまだ元気です。
イーゴーサン、
10万km乗っても大丈夫!(Copyright © イナバ物置)
そして次回の計測は、20万kmで。
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